こんにちは、町屋です。
育児ブログを見て頂きありがとうございます。
当記事について
- かかりつけ医について
- かかりつけ医のメリット
- 選び方
こんな悩みを解決します。
かかりつけの小児科ってあった方がいいの?
かかりつけ医のメリットを知りたい。
良い小児科を探すポイントは?

赤ちゃんにかかりつけ医は必要?メリットと選び方



かかりつけ医はいますか?
赤ちゃんのかかりつけ医は決めていますか?
赤ちゃんが病院のお世話になるのは、健診や予防接種のはじまる生後2ヵ月くらいからだと思います。
また、小さな子供はお熱がすぐに出たり、難しいことだけ。そんな時、かかりつけ医がいると安心ですよね。
では、かかりつけ医って、どうやって選べば良いのでしょう。
かかりつけ医の選び方について、そのメリットとともにまとめてみました。
在宅医療クリニックで勤務しています。
小児から高齢者まで対応、自身の子も小児慢性特定疾患の為月1で通院中。
家族の立場もよくわかります。
かかりつけ医を決めるメリット
かかりつけ医がいると、こんな時、こんなに安心なんですよ。
安心してかかることができる
定期検診など、日常からお世話になるのが、かかりつけ医です。
それだけに、どんな赤ちゃんなのか、個性や特徴を把握してくれます。
- お肌が弱い赤ちゃん
- 吐き戻し癖のある赤ちゃん
- 小柄な赤ちゃん
それぞれに合わせた診察、処置、アドバイスを受けることができるのは、かかりつけ医ならではのメリットです。
また、ちょっとした発熱に隠れている重大な病気のサインを見逃さずに済むこともあるのです。
大きな病院が必要な時の窓口になる
紹介状を書いてもらえることも、かかりつけ医を持つメリットです。
- 高度な医療
- 検査
- 入院
これらが必要なもしもの場合、かかりつけ医から紹介状を書いてもらえます。
紹介状には、患者のこれまでの様子や診察の経過などが記載されているので、紹介先での対応がスムーズになります。
医療を適切に使い分け、混乱を防ぐ社会的なメリットもあります。
紹介状無しの受診
平成27年の医療保険制度改革法以降、特定機能病院・400床以上の地域医療支援病院を紹介状なしで受診すると
- 初診で5000円~
- 再診で2500円~
このような特別料金が発生することになりました。
これは、大病院の外来が日常的な診察の患者で混雑し、本来の機能が果たせなくなることを防止するために定められたルールです。
メモ
つまり、かかりつけ医を持つということは、必要に応じて紹介状を書いてもらうことで適切な治療を受けられるということであり、また自分の住む地域の医療体制を守ることにも繋がるのです。
参照:政府広報オンライン「紹介状なしで大病院を受診すると特別の料金がかかります。 診療所や病院を適切に使い分けましょう。」
予防接種のスケジュールが組みやすい
赤ちゃんの予防接種スケジュールはなかなかハード。
たくさんの病気の予防接種があるうえに、一期があったり二期があったり。



かかりつけ医がいれば、予防接種スケジュールにもアドバイスがもらえます。
- 健診に合わせたり
- 無理のないスケジューリングを提案したり
- 医師によっては同時接種をしたり
予防接種には副作用の心配もあるものです。
この副作用についても相談することができます。
接種の後、例えばぐずぐずがおさまらないといったことがおきたとしても、それが副作用によるものか、イレギュラーな予防接種という出来事からでた疲れによるものか、日頃から診察しているかかりつけ医であれば判断しやすいでしょう。
育児相談ができる
育児中の保護者のメンタルケアも、かかりつけ医の重要な役割です。
保護者は毎日、毎時、毎分、毎秒、赤ちゃんの一挙手一投足に振り回されています。
何があっても心配ですし、不安です。
かかりつけ医がいれば、発達や発育のことで心配・不安の相談ができます。
また、保護者が追いつめられている様子であれば、声をかけます。赤ちゃんのかかりつけ医は、保護者にとってもかかりつけ医です。
かかりつけ医の選び方
メリットいっぱいのかかりつけ医。
その選び方を、自分の体験も交えつつ、まとめてみました。
小児専門医であること
小児専門医とは、小児科専門医制度によって認定された小児医療のスペシャリスト。
所定の臨床研修を修了することが必要で、資格は5年ごとに審査、更新されます。
子供の診察に特化した知識・対応を身につけた先生ですので、子供ならではの症状や進行を把握し、対処することができます。
小児専門医を探すには、まず「日本小児科学会」のホームページ検索してみましょう。
もしも近所に小児専門医が見つからない場合には、病院の看板に注目してみましょう。
病院側に利得となることもあるため、小児科を標榜する病院は多くみられますが、その全てが子供の診療を得意としているわけではありません。
過去記事でも専門性について書いています。
参考:
>>失敗しない小児科の選び方 | あなたの知らない病院の裏側を教えます【口コミに騙されない方法】
看板にいくつもの診療科が記載されているとして、例えば、小児科が一番最初に表示されている、あるいは小児科がもっとも大きくわかりやすく表示されているのが、主な診療科目を小児科としている病院です。
参照:
>>日本医師会「診療科名の標榜方法の見直し」
アクセスしやすい
小さな赤ちゃんを連れて、遠くまで出かけるのは大変。
ましてや、急な体調変化の際などは・・・
ということで、アクセスしやすい場所にあることも大切です。



お熱のある子の隔離部屋がある
病院で新たに病気もらうは小児あるある。
予防策が取られている病院が安心です。



新たに病気を移されるリスクも低くなりますし、お熱でぐずる赤ちゃんと待つ場合にも、隔離されたスペースなら落ち着いていられます。
予約システムがしっかりしている
感染予防のためにも、保護者・赤ちゃん両方の負担軽減のためにも、待合室での待ち時間は短くしたいもの。
また、時間がはっきりしているほうが、仕事ととの都合もつけやすくなります。
ですので、予約システムのしっかりした病院のほうがかかりやすいでしょう。
オンライン予約は特に便利です。
専門医へ繋いでくれる
「専門科を受診してください」と投げっぱなしではないこと、これも重要。
かかりつけ医を持つメリットに紹介状のことを書きましたが、必要な時は専門医を紹介してくれる病院だと、安心して次の病院にもかかることができます。
そうでないと、また新しく信頼のおける専門医を探さなくてはならなくなります。
赤ちゃんを診ることを得意とする専門医というのは探すのが難しいこともあるので、もしもの際に紹介してもらえる病院があるか、聞いておきましょう。
口コミも参考に
インターネットの口コミは多くの保護者が参考にしています。
特に、ナースや先生の人柄などは参考になるようです。
ただし「優しい先生」と一口にいっても「おっとり口調で気遣いのある言葉」「必要なアドバイスをはっきり伝える」と、求めるものは保護者によって異なるので、そこは注意して選びましょう。
かかりつけ医がいると安心
実際に、かかりつけ医に別の専門医を紹介してもらったことがあります。
正直、何かあったタイミングで、あちこち電話して月齢と症状を伝えて・・・ってするのはキツいんですよね。
かかりつけ医に相談して、すぐ専門医を受診できて、とても助かりました。
この時をはじめ、何度もかかりつけ医に救われています。
少しでも安心して育児をするために、かかりつけ医を持ちましょう。
この記事の著者について
町屋