
兄弟喧嘩も子どもの成長にとって大切な経験ですよね。
親は見守る姿勢が大切ですし、なぜなら親が解決するのではなく子どもたちに解決させる事が成長に繋がるからです。
その為には、親は中立的立場でいることが大切です。
仲よく遊んでいるときに褒めることを忘れないようにしましょう。
兄弟喧嘩が始まったとき親がするべき対処方法とは?



お友達との関係の中では我慢している子供たち、仲がいい兄弟だからこそ遠慮せずに言えてしまうということもあります。
子どもたちにはそれぞれ自分の意思があって、それを主張したいために起こってしまう喧嘩。
そんな兄弟喧嘩を通して、折り合いをつけたり、譲る心を養ったり…たくさんのことを学ぶことができます。
兄弟喧嘩は悪いことではなく子供の成長にとって大切な経験の1つなのです。



穏やかに過ごしたいと思う親としては兄弟喧嘩が始まるとイライラしてしまい、どうしても止めたくなってしまいますよね。
しかし、子供たちから助けを訴えるまでは子どもたちに任せたほうがいいと考えています。
見守ることで、子どもが自分たちで解決しようとしてくれるからです。
どうしても上手くいかない様子があれば、親がお互いの気持ちを代弁する役割として仲裁に入ることが望ましいです。



親ははどうしても泣いて訴えてきた子のほうへ注意が向いてしまいがち。
しかし、子供たちはそれぞれ譲れない主張を持っています。
1人の意見のみを聞いて解決しようとすると、子どもたちの中で誰かが自分の気持ちを抑えて我慢したり、納得できないまま喧嘩が終了してしまうこともあります。
そのような我慢が続いていくと、子どもの中に不公平感が生まれたり、自分の気持ちを聞いてもらえないと思うようになってしまい、自分の気持ちを素直に出すことができなくなってしまいます。
子供は大人に自分の話を聞いてもらうことで心満たされていきます。
自分が悪いと思ってもなかなか「ごめんね」と謝れない場面でも、大人に気持ちを聞いてもらうだけで素直に謝れることもあります。
それぞれの子どもの思いを聞くことが子供の自己肯定感に繋がっていくのです。
親に認めてもらったり褒めてもらいたい
喧嘩していることばかりに注目してしまい、仲よく遊んでいる時はどうしても静観しがち。
しかし、そういう時こそ声かけが必要だと思っています。「仲良く遊んでくれてありがとう」「お兄ちゃん(お姉ちゃん)、〇〇やってくれてありがとう」など褒めることも忘れないようにしたいですね。
子供は常に親から認めてもらいたい・褒められたいと思っているからです。
そんな声かけを続けていくことで、喧嘩が気にならなくなったり、減っていきます。
兄弟喧嘩の具体例



原因は些細なことが多いですが、テレビの取り合いや遊びたいことの違い、「○○におもちゃを取られた」「〇〇に叩かれた」等訴えは様々。
そんな時、「お兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから下の子に譲ってあげて」と上の子に我慢を求めたり、「小さい子を叩いちゃダメでしょ」と下の子ばかり守ろうとしてしまいます。
そうすると、気持ちを聞いてもらえなかった子は「何で自分ばかり我慢しなければいけないのか」「自分は悪くない」「いつも弟(妹)ばかりずるい」という感情が湧いてきます。
どうしたらいいのでしょうか?
しっかり子供の目を見て傾聴する。
「そうなんだ。そんなことがあったんだね。」「嫌だったね。」「痛かったね。」「悔しかったね。」と受け止めてあげる。
他の子どもにも同じように気持ちを聞いて受け止めてあげる。
それぞれの言葉を代弁してあげることも必要なこともあるかもしれませんね。
そうすると、親に聞いてもらえたことで子供の気持ちは少しトーンダウンしていきます。
そして、相手の気持ちにも気づくことができ「ごめんね」「じゃあ、こうしてみようか」とか子供同士で折り合いをつけることが可能になっていきます。
兄弟喧嘩は気持ちのぶつかり合い



兄弟喧嘩はお互いの気持ちのズレだったり、気持ちがぶつかるから起こるもの。
どんな形であれ、それぞれ納得できない主張があるのです。
もし、誰かの気持ちを横に置いたまま喧嘩が収まったとしても、納得できていなければまた繰り返してしまいます。
親としては、喧嘩が収まったとホッとしたのも束の間、また同じことで喧嘩していたらいい加減にして!となってしまいますよね。
喧嘩が始まり収まらなそうであればそれぞれの考えを聞く、それだけでも子どもの気持ちは穏やかになっていきます。
子供にとって親に気持ちを聞いてもらえた安心感は何より嬉しいもの。
そのような対応をを繰り返していくうちに子供たちだけで解決できる力に繋がっていきます。
手間がかかると感じることも長い目で見ると手間のかからない子育てに繋がっていくと感じています。
まとめ
兄弟喧嘩も成長の中で大切な経験です。兄弟喧嘩が始まっても、口を出したくなるのをじっと我慢して見守ってみる。
助けを求められたり、なかなか収まる様子がなければ、中立的立場で子供たちそれぞれの気持ちを聞いてあげる。
子供たちがお互いの気持ちを分かりあい折り合いが付けられるように手助けするのが親の役割だと考えています。
兄弟仲よく遊んでいる時に褒めることを忘れず、常に見守る姿勢を持ちたいです。