こんにちは haruです。
この記事は私が出産し、子どもがNICUに入院した体験談を書いています。
こんな方におすすめです。
・現在お子さまがNICUに入院中
・これから出産を控えている方
やっと生まれたけどすぐにNICUへ

しかし生まれてきた息子は一過性多呼吸で全身が紫色でした。
我が子のNICU入院はショックが隠しきれませんでした。
妊娠中から出産直前までずっと順調と言われ続けていました。
分娩台に上がってからも、助産師さんから「赤ちゃんとっても元気だね」と言われていました。
我が子の場合は新生児一過性多呼吸でした。
おなかの中で元気よく動き、へその緒が首に2周していたので、なかなか外に出てこれなかったということも原因の一つかと思います。
新生児一過性多呼吸とは、赤ちゃんがお腹の中から出てきた後に肺の中の羊水が抜けきれず、呼吸が苦しくなってしまう状態です。
1分間に呼吸が80〜120回にもなると言われています。
うまく呼吸ができないことから、通常であれば95%程度あるはずの血液中の酸素飽和度が80%台になってしまっていたようで、息子はすぐにNICUに運ばれていきました。
NICUって大丈夫なの?
やっと会えた息子は全身に管がつけられていました。
また、心拍数や酸素飽和度等を表示するモニターが何台もあるベッドで寝ていました。
元気に生んであげられなくてごめんね、と涙が止まりませんでした。
息子の体調は安定していたものの、寝ているときに酸素飽和度が低下するようで、経過観察が続いていました。
コロナ禍により、NICUでの面会時間は1日1回30分程度と制限されていました。
また面会可能なのはお母さんだけでした。
NICUにいる間は抱っこは出来なかったものの、保育器の外から手を入れ、そっと触れたり、おむつ替えを手伝ったりすることは出来ました。
不安な事はすぐに解消する
息子が一過性多呼吸でNICUに入院した後、後遺症のリスクがないか?ということが私は1番気になっていました。
息子は酸素飽和度が80%台で生まれてきました。
身体に酸素が行き渡らなかったことによって、脳をはじめからだの様々な部位に後遺症が出てしまうのではないか、私は不安で眠れませんでした。
NICUで息子と面会した際、すぐに看護師さんに息子に後遺症について尋ねました。
看護師さんは私の疑問を全て聞いてくださり、担当医の方に伝えてくださいました。
その後、担当医の方から後遺症のリスクはないことを丁寧に説明していただきました。
説明を聞いた後はとてもホッとし、あとは退院を待つだけだ、と安心したことを覚えています。
NICUは新生児のプロ集団



24時間体制で入院中の赤ちゃんのケアをしています。
NICUは新生児のための集中治療室。
新生児を専門に診る医師・看護師の方が常に赤ちゃんの治療にあたっています。
息子が入院した病院はNICUに10人ほどの新生児が入院していました。
血圧や酸素飽和度に少しでも異常が見られた場合はモニター音が知らせてくれ、すぐに医師や看護師の方が診てくれる体制が整っていました。
息子の場合はミルクを口から上手く飲むことが出来なかったため、胃に口から細いチューブを入れ、少しずつミルクを飲ませてもらいました。
そのおかげですくすく大きく成長することが出来ました。
NICU入院は神様がくれたママのお休み期間
子どもが入院すると心配で検索魔になりがちです。
しかし、産後のお母さんの身体はボロボロです。
子どもが入院している間は、自分の回復に専念することも非常に大切です。
親がインターネットで知識を得たからといって子どもが回復するわけではありません。
まずは無理をせず、体の回復を優先しましょう。
出産は全治6ヶ月の交通事故と同じぐらい身体にダメージがあるとも言われています。
息子の入院中は不安になり、私もスマホで深夜まで何時間も色々な情報を検索してネガティブになっていました。
しかし、子どもが退院した後に私が倒れるわけにはいかないと、栄養のあるものを食べ、しっかりと睡眠をとることに専念するようにしました。
そういえばNICUにいたんだった!
現在1歳を過ぎた息子はイタズラ盛りで、NICUに入院していたことなど忘れてしまうぐらい毎日元気いっぱい遊んでいます。
退院後の検診では何も引っかかることはありませんでした。
もちろん、予防接種などの問診票には一過性多呼吸であったことを記載しています。
NICUを退院後はすくすくと成長し、健康に生まれてきた赤ちゃんと同じように育っています。
一人で立てるようになり、そろそろ歩き出しそうな息子は毎日暴れん坊で、そういえばNICUに入院していたんだ、と思うほど元気です。