当記事は、とあるママさんによる
「育児をやったつもりの旦那に向けてのメッセージ」です。
それではどうぞご覧ください。
やったつもり育児とは
子育てをきちんとやっているのに妻に文句を言われる。
注文がうるさい。
夫がきちんと育児をしてくれない。都合のいい事ばかりをする。
それ、やったつもり育児が原因です。
- ご飯やミルク
- オムツ替え
- お風呂
- 寝かしつけ

最近は夫婦で協力して子育てをする家庭が増えました。
しかし現状では、夫(パパ)が居るのに子育が楽になるどころか居る方が負担に感じる。なんて声もあります。
やったつもり育児を、率先して夫(パパ)がしている家庭ではパートナーの負担が増え、ストレスもとても貯まり悪循環が生まれます。
「してやってるのに。」
「感謝して欲しい。」
「仕事も育児も完璧だ。」
なんて、やったつもり育児の夫(パパ)に言われたらストレスどころか愛情も冷めてしまいますよね。
では、どうしてやったつもり育児が起こるのでしょうか。
子育てにはメインとなる事と準備や片付け、それ以外のことがたくさんあります。全てをひっくるめて育児です。
やったつもり育児では、メインとなる事だけをこなして、やったつもりになっているだけなのです。
子育ての中身を知って原因を探ろう
具体的にどんな事がやったつもり育児なのか例を上げてみましょう。
よくある話では、子供のお風呂です。
裸になった子どもを受け取って洗って湯船につける。それだけで本当にお風呂に入れたと言えるでしょうか。
実際では、お風呂に入れる為にに何をしないといけないのでしょうか?
- 子供の服を用意
- 服を脱がせる
- 体を洗う
- 浴槽に浸かる
- 体を拭く
- 保湿をする又は薬を塗る
- 服を着せる
髪の毛が長い子なんかはドライヤーで乾かしてあげたり、オムツを履いている小さなお子さんがいる方はオムツを捨て、洗濯物を集めるなど片付けも必要です。
ここまで話を読んで、簡単だよって思う夫(パパ)はとても多いんです。
やったつもり育児をしている夫(パパ)ほど、
そのくらい自分にも出来る。
そんなに大変じゃない。
と思っています。
たまにする程度、やった事が無い人にはなかなか大変さがわかりませんよね。
すんなり服を脱いでくれたり、嫌がらずにお風呂の準備をしてくれたり、泣かずにお風呂に入ってくれたり。
それならとても楽かもしれません。
しかし、着替えを嫌がる子だっています。
お風呂から出たくないとぐずる子だっていますし、片付けなんて出来ない日もあるんです。



嫌がる子供をずっと待っていては、ご飯の時間や寝る時間が遅くなってしまい、子供の生活リズムが崩れます。
服やタオルなども事前に用意していなければずぶ濡れで裸のまま居させることになり風邪を引いてしまいます。
スムーズにお風呂に入れるにはそれなりに準備がいるということです。
もちろん片付けも大切です。
やったつもり育児をしている夫(パパ)には、お風呂に入れる際に何が必要なのか、それを誰がするのか考える事が必要です。
やったつもり育児は許させないことなのか
これまでに話したように、やったつもり育児には問題点がいくつかありますが全ての夫(パパ)に当てはまるのでしょうか?
人には向き不向きがあります。
- 用意や片付けのほうが楽
- お風呂に入れるだけでもいい
- 少しでも何かやってくれるならそれでいい
という意見もあると思います。
準備や片付けも自分がやりたいと思う妻(ママ)もいると思います。
また、夫(パパ)がやったつもり育児をしていると思っている妻(ママ)側にもやったつもり育児をさせてしまう要因が隠れています。
なぜやったつもり育児が生まれたのでしょうか??
なぜ、夫(パパ)はそれだけしかやってくれないのでしょうか?
やったつもり育児の背景には、知らない事と押し付けが潜んでいます。
夫(パパ)だって1人の親です。
考え、行動する機会が必要ではないでしょうか?
自分の育児を相手に押し付けてはいませんか?



夫(パパ)が何も分かってくれないと思うより、上手に何をして欲しいのか、しなければいけないのか伝え、行動してもらうことが大切ではないでしょうか。
伝え方が分からないと悩んでいる方には、リストアップ化がオススメです。
男性は見える形にした方が物事を把握しやすい傾向がありますので、口頭で伝えるよりも紙に書き出して見える化をはかりましょう。
夫(パパ)が育児に対して考え行動する機会をきちんと出来ないからと言って奪って欲しくないのです。
もちろんすんなりやってくれない夫(パパ)もいます。
納得出来ないやり方をする夫(パパ)もいるでしょう。
そういった時はお互いすり合わせて、妥協点を見つけることが必要です。
しかし、やったつもり育児自体がとても許されないことのようですが、人によって感じ方や考え方に違いもありますのでやったつもり育児は悪だと決めつけるのは少し待ってください。



やったつもり育児のおかげで妻(ママ)が不快に思ったり、負担をかけたりする事がやったつもり育児の問題点ではないでしょうか。
最後に
妻(ママ)に小言を言われたり、怒られた事がある。
子供のことで喧嘩をした事がある。
妻(ママ)が常に疲れていたり、家事に追われている。
それはやったつもり育児が原因です。
子育てをしながら家事や仕事をこなすのはとても大変です。
部屋が散らかっていたり、食事が作れなかったり、洗濯物が溜まっていたり。
そんな大変さを夫婦で分かち合えれば、きっと気持ちよく子育てが出来ることでしょう。
やったつもり育児にはまず、パートナーへの思いやりと、夫婦間で育児を共有する事が必要不可欠なのです。