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【新生児】退院してから1か月健診までに必要な「最低限」のベビー用品まとめ【とりあえずこれだけあれば準備OK】

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少し僕の自己紹介をします。

僕は医療機関に勤めており、そこには内科医・小児科医・産婦人科医・管理栄養士などなど様々な職種がいます。
小児の在宅訪問もしており、実際に子育て中のお宅へ訪問、現場の状況を日常的に見てママさんと医療相談をしております。

今回の記事は、新生児に必要な最低限のベビー用品について書いています。

結局何を準備したらいいの?

色んなサイトに違う事が書いてあってわからない。

ベビーベッドはいるの?買って使わなかったらもったいない。

このような悩みを抱えているご家庭が多かったので、退院してから1か月健診まで「とりあえずこれがあれば大丈夫」なベビー用品を時系列で紹介していきます。

細かいところを気にすると準備ができませんので、まずはこちらから。

普段は体の弱い赤ちゃんを担当しているので、安全安心に考慮したアイテム中心です。

それではしばしお付き合いください。

目次

【新生児】退院してから1か月健診までに必要な「最低限」のベビー用品まとめ【とりあえずこれだけあれば準備OK】

退院してから自宅に帰るまで

まずは出産お疲れさまでした。

産婦人科・病院から自宅へ帰りますが、新生児にとって最初の大きなストレスのかかるイベントです。

車で産婦人科から帰宅をする時にはチャイルドシートが必須です。

道路交通法により6歳まではチャイルドシートの着用義務があります。

新生児の車移動で万全を期すためには「フラットになるタイプ」のチャイルドシートを利用しましょう。

チャイルドシートにはISOFIX(アイソフィックス)と言う座席と固定するための仕組みがありますので、あなたの利用している車がISOFIX(アイソフィックス)対応かどうかをまずチェックしましょう!

アップリカというメーカーの回転式タイプが人気です。


チャイルドシートはわかるけど何で円座クッション?

出産により、ママの体はバキバキです。
普通に座ると激痛が走るので、たとえ産婦人科から自宅への移動であっても円座クッションがあると負担軽減できますし、自宅でも使用できるので1つあると便利です。

 

  1. チャイルドシート
  2. 円座クッション

新生児が自宅に着いたらまずは休憩

車での移動お疲れさまでした、母子ともに疲れておりますので寝かせてあげましょう!

新生児用の布団は、あなたが普段使用している布団と違うところがあります。

  • 硬いマットレス
  • 汗を吸うキルトパッド
  • 防水シーツ

こんな素材・機能が必要です。

最近では8点セットや10点セットなど、既にパックになっていますので、デザインや値段と相談しながら好きなものを選んでみましょう。

  1. ベビー専用布団セット

 

授乳・ミルクの時間

新生児は3時間ごとに授乳とミルクを飲ませます。
母乳で育てる方は、母親学級で助産師さんに習った手順でやってみましょう。
今回はミルクのケースで書いていきます。

使用前に必ず消毒をしましょう。

哺乳瓶を使用してミルクを上げますが、まずは道具の消毒が必要です。

消毒は「ミルトン」と言うものを使用しますが、1時間のつけ置きが必要なので、事前に準備しておきましょう!

 

ミルトンの中身は…。

  • 専用容器
  • トング
  • 落し蓋
  • 薬液
  • 洗剤
  • ブラシ

最初は全て揃っているセットで購入し、足りないものはバラで購入しましょう。

消毒が終わりましたらミルクの準備です。

粉ミルクは色んなメーカーから出ていますが、産婦人科の使用率が高いのは森永の商品です。

新生児は、味覚についてはさほどわからないと言われていますので、近隣のドラッグストアで購入できるもので良いと思います。

続いて、粉ミルクを哺乳瓶に入れます。

哺乳瓶のおすすめは過去記事で詳しく書いていますのでご参照ください。

商品のみ紹介します。

ミルクを哺乳瓶に入れましたでしょうか?この後は70℃のお湯で粉を溶かします。

ティファールのような瞬間湯沸かし器を使っても良いのですが、お湯はかなりの頻度で使うので、今後の手間を考えると電気ポットがあると便利です。

ミルク用に保温設定(70℃)がある電気ポッドを選びましょう!

 

それでは実際にミルクを新生児に飲ませます。

飲ませるときに大切なことは。

  • 姿勢
  • 吐き戻し

この2点です。

正しい姿勢で飲ませるためには「授乳クッション」があると楽です。

また、新生児はとにかく吐きます。

洋服が汚れないように「ガーゼハンカチ」をたくさん用意しておきましょう。

選択を考慮して、30枚くらいあれば足りると思います。


 

  1. ミルトン
  2. 哺乳瓶
  3. 粉ミルク
  4. 授乳クッション
  5. ガーゼハンカチ

ミルクを飲めば出るものがある【おむつ交換】

尿は頻度が多く、ミルクの前後で出たりします。
新生児を清潔に保つためにはこまめにオムツ交換が必要です。

おむつにはサイズがありますので

  • 新生児用
  • ~3,000g用
  • ~5,000g用

このような表記のオムツを購入しましょう。

おむつ交換の際には、布団が汚れないように「防水シート」の上で交換します。

また、おしりふきで拭く際に新生児がびっくりしないように、「おしりふきウォーマー」があると便利です。




汚れたおむつを捨てる際には、「におわない袋」にいれましょう。

暑い時期などはゴミ箱が臭ってしまいます。

  1. 紙おむつ
  2. おしりふき
  3. おしりふきウォーマー
  4. おむつ替えシート
  5. におわない袋

新生児は毎日沐浴が必要

毎日決まった時間に沐浴をします。
新生児のリズムを作る目的もあります。

清潔を保つ事が一番ですが、沐浴の時には。

  • 全身のチェック
  • 出血がないか
  • 皮疹・発赤がないか
  • へその緒の周囲
  • お尻にただれはないか

このあたりをチェックしましょう。

沐浴は「ベビーバス」を使います。

台所のシンクや、洗面所に収まるサイズを選びましょう!

  • プラスチック素材
  • ビニール素材

どちらでも大丈夫です。


お湯の温度は38~39℃くらいにします。

お湯の中に「沐浴剤」を入れて、新生児の体を洗っていきます。

全身を洗えるボディーソープもあるのですが、圧倒的に楽なのは洗い流さなくても良い沐浴剤です。

お湯から出て、体を拭いたら「保湿クリーム」を全身に塗ります。


  1. ベビーバス
  2. 沐浴剤
  3. 保湿クリーム

沐浴が終わったら着替えです

ネットや赤ちゃん本舗の情報誌などを見ると、このように感じるご家族が多いです。

ロンパースって何?コンビ肌着って何??

結局何を何枚買えばいいの?

ブランドによって名称などが違うので戸惑うと思います。

すごくざっくり必要なものを言うと。

  • 上半身の肌着
  • 足まである上着

この2点があればOKです。

恐らく

  • 短肌着
  • ドレスオール
  • プレオール
  • ロンパース
  • コンビ肌着

こんな感じで書いてありますが、基本的には上半身の肌着と足まである上着という解釈で良いです。

かわいいデザインにこだわりたくなるところですが、退院直後はそんな余裕もないので、とりあえず数を用意しておきましょう。
写真撮影用に可愛いデザインが別であるくらいでも良いですよ。

着替え関連は便利なセットがあったりします。
6枚組が2~3セットあると良いかと思います。

 

  1. 上半身用の肌着
  2. 足まである上着

番外編【電動鼻吸い器】

これは必要か微妙なところですが、必要になるベビー用品ですので書いておきます。

僕が務めている病院には、3児の母で小児科医という子育てと病気のプロフェッショナルがいます。

この医師曰く、夜間救急外来に一定数「鼻づまりの呼吸困難」の赤ちゃんが受診するようです。

対応としてはとてもシンプルで、鼻水を機械で吸うだけです。

市販の商品でもやる事は同じなので、自宅に1台あると受診の手間が省けます。

花粉症の時期に出産であったり、自宅で動物を飼っていたり、風邪が流行る時期であれば事前に準備しておいても損はないです。
ですが必須ではないのでご自身での判断で構いません。

育児に頑張りすぎない為に【産後うつ】

産後うつと言う言葉を聞いたことはありますか?マタニティーブルーとも呼ばれる症状です。

  • なれない事への疲れ
  • 周囲のサポート不足
  • 出来ない事へのいら立ちや悲しみ

何をしても泣き止まない。
作ったミルクを飲まないからいつも流しに捨てる。

極度のストレスを感じてしまうママがおり、10人に1人くらいの割合で発症すると言われています。
出典:我が国の産後うつ病に関する文献の検討

主たる育児者が体調不良になってしまうと、肉体的にも精神的にもボロボロになってしまいます。

全て自分で解決せず、頼れるサービスを上手に使う事も時に必要です。

人に頼るのは悪い事ではないですし、昔の日本は近所に育児を任せていたほど。

現代においては、近所に新生児を預けるのは困難ですのが、その分各種サービスは充実しています。

また、現在30歳前後の方の場合、育児と介護がダブルでやってくる時が来ます。

まずはあなたの体調を整えるために楽をするのは悪い事ではありません。

こちらも実際に産んだ後の方の記事で参考になります。
>>買ってよかった、出産を経て本当に必要な出産前準備グッズ

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